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長年議論されている、選択的夫婦別姓制度

日本では、長年夫婦の姓について議論が重ねられてきました。選択的夫婦別姓制度を望む声は少なくない一方、必要ないという従来の姓の在り方を望む声も根強くあるのが現状です。
今回は、「選択的夫婦別姓制度」についてアリか?ナシか?主婦100人に聞いてみました。
【集計結果】アリが55%・ナシが18%(中立が29%)

「選択的夫婦別姓制度の実施はアリ」と答えたのは、55%でした。「夫婦別々の姓を名乗りたければ、名乗ればいい」「同姓か別姓か自由に選べればよい」といった、選択肢が増えることや選択の自由が設けられることに賛成という声が寄せられました。
その一方で、「別姓だとわかりにくい」「役所の手続きが混乱しそう」といった反対意見も寄せられています。また、「議論すべき」「自分はよいが、子どもの姓をどうするのか」といった意見も上がりました。
では主婦の方々は、実際にどのように思っているのでしょうか?
主婦の声

- 和歌山県 60歳 専業主婦(子なし)
『夫婦別姓は認められて良いと思います。 時代は変化していくので、固定観念を捨て今の時代の流れに沿って良いと思います。』
- 愛知県 54歳 パート・アルバイト(子なし)
『選択的夫婦別性制度の導入は賛成です。自分は仕事をしているのでこの制度があればよかったのにと思います。』
- 岐阜県 57歳 専業主婦(子なし)
『子供の姓はどうなるのか、などよく分からない点もあるのであまり早急に改正しなくてもよい。』
- 神奈川県 49歳 専業主婦(子あり)
『戸籍上は同一の姓にしていても、仕事のときだけ旧姓を使い続けている人がすでにいて、現状、選択的夫婦別姓のメリットがよくわからない』
- 東京都 38歳 専業主婦(子なし)
『それぞれの考え方があっていいとは思うけど、いろいろな手続きのことを考えると難しい部分もあるとは思う』
まとめ
選択的夫婦別姓制度は、賛成という声が多い一方で、実施の難しさや問題点などが多く挙げられています。時間をかけて議論されてきていますが、なかなか改正とまではいかないのが現状です。
姓が変更するということは、想像以上手続きが多くて大変なこと。職場への報告だけでなく、取引先の人と接するときなど姓が変更したことを報告する機会が多いため、面倒だと感じている人も多くいます。今後どのような変化があるのか、時代の変化とともに見守っていきたいと思います。









