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なぜたまねぎを切ると涙が出るの?

たまねぎを切っていると、目が痛くなってきて涙が出ますよね。目がしみる原因は、たまねぎを切ることで発生する硫化アリルという成分です。硫化アリルが、目や鼻の粘膜に付着することで、涙が出やすくなる状態になります。
でも、調理中に視界が曇ったり目が痛くなると、手元が狂ってしまわないか不安ですよね。それを解消するためにも、たまねぎを切ったときに目がしみにくくなるための裏技をチェックしましょう。
たまねぎを切っても目にしみないようにする裏ワザ

たまねぎを切っても目にしみにくくするための裏技は、以下の通りです。
1.冷蔵庫で冷やす
硫化アリルは揮発性なので、成分が飛びにくくなるよう冷蔵庫で保存すると涙が出にくくなります。
- たまねぎの皮をむく
- 乾燥防止のため、ラップをまく
- 30分ほど冷やして、たまねぎを刻む
あまり長い時間冷蔵庫に入れておくのはNG!タイマーをかけるなどして、冷やしすぎないようにしましょう。急ぎのときは、冷凍庫で短時間冷やすのも有効です。
2.水にさらす
たまねぎを水にさらすのは、料理の過程で取り入れやすいのでおすすめです。
- たまねぎの皮をむく
- 切りやすいよう半分程度にカットし、10分ほど水にさらす
硫化アリルは水溶性であると同時に、血液をサラサラにする効果を持つため、長時間玉ねぎを水にさらしっぱなしにしてしまうと栄養が逃げてしまいます。こちらもタイマーをかけるなどして、水にさらしすぎないようにしましょう。
3.温める
皮つきのまま、たまねぎが持つ硫化アリルの効果を下げる方法もあります。
- 皮つきの玉ねぎを、レンジで30秒から1分ほどあたためる
- 皮をむいている場合は、ラップに包む
硫化アリルは熱に弱いため、レンジであたためることで目に沁みにくくなります。温めすぎないよう注意しましょう。
4.玉ねぎの繊維を壊さないようスライスする
硫化アリルは、たまねぎの組織を破壊することで発生します。できるだけたまねぎの組織を傷つけないように切る方法を取ると、硫化アリルの発生を防ぎやすくなりますよ。
- 包丁を研いでおく
- 繊維に沿って、力を入れすぎずに切る
できるだけ手早く切ることも、目にしみにくくするためのポイントです。
目にしみない玉ねぎってあるの?

目がしみにくいたまねぎは、以下のような特徴があります。
- しっかりとした処理されているたまねぎ
- たまねぎの香りや成分が目や鼻に付着しない工夫を施している
- 鮮度が落ちている
鮮度が落ちたたまねぎは、たまねぎに含まれる成分も劣化しているので目に沁みにくくなります。カットはしやすいですが、鮮度が落ちているサインなので、できるだけ早く使い切りましょう。
まとめ
たまねぎを切ったときに目にしみる成分は、悪い効果だけを持っているわけではありません。工夫して調理し、硫化アリルも含めて丸ごと栄養を摂取しましょう!








