目次
交通事故の約8割が車同士の衝突や追突によるもの

交通事故の発生は、車両同士の衝突や出会い頭の衝突で、その割合は約8割とも言われています。また、交通事故というと見通しの悪いカーブや交差点で起こりやすいように思われますが、直線道路で起きる事故も非常に多いそうです。
信号無視や一時停止違反、速度超過などの危険運転ではない、一定速度で走っているケースの方がむしろ交通事故につながることが多いというのは意外な結果ではないでしょうか。
『交通事故の原因』ワースト6!

1.気の緩み
直線道路で車も少なく信号もないからと、走行中に運転操作以外の動作をしたり、考え事をすることが事故を招くことになるケースです。
- 走行しながらエアコンの温度を変える、カーナビを設定するなど
- 助手席や後部座席から荷物を取ろうとして、運転席から身体を大きく動かす
いかなる状況でも運転中の気の緩みは厳禁です。
2.危険性の軽視
危険性の軽視は「動静不注視」とも言われ、相手の存在を認識しながらも、動きへの注視に欠けたり、危険性を軽視した結果、事故に繋がってしまうケースを指します。
- 後方の車が待ってくれるだろうと急な車線変更をしてしまう
- 相手のほうが止まるだろう無理に右折してしまう
- 横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても「止まってくれるだろう」と勝手に判断してしまう
などです。
3.前方不注意

集中力や注意力が低下した状態で車を運転する「漫然運転」や、前方から視線を外して安全確認ができない状態で走行する「脇見運転」は前方の不注意運転となりとても危険です。
- 考え事などをして他の車や歩行者の動きや信号機を見落とす
- 車外の景色に気を取られる
- 車内で探し物をする
などです。
4.安全不確認
一時停止や徐行をしていても、安全確認が十分でないと事故につながることがあります。
- 一時停止をして安全確認をしたはずが、駐車車両の死角になっていたバイクと衝突するケース
- 右折時に左側の歩行者に気を取られ、右折先の歩行者や自転車に気づかず事故となるケース
- 右折・左折時に十分な確認をせずに直進して対向車と衝突するケース
などがあります。
5.操作ミスや悪習慣

特に高齢者や初心者に多い運転操作ミスとベテランドライバーによる過信や悪習慣が原因のケースです。
- ブレーキペダルの踏み間違いなど運転操作
- 状況判断の誤り
- 片手運転や飲み食いしながらの運転、だらしない姿勢での運転など
- 徐行・減速を怠る
6.行動に対する判断誤り
行動に対する判断の誤まりも事故の原因となることがあります。
- そんなにスピードは出ていないと思った
- 車間距離は十分に取ったつもりだった
- 右前にいる車が車線変更をするとは予想しなかった
交通事故の回避には体調不良・寝不足の運転はNG!

交通事故を回避するには安全運転は基本ですが、何より体調が万全でない時の運転は控えるようにしましょう。健康問題だけでなく、精神面も整っていないと集中力に欠け事故を招きやすくなります。それ以外にも
- 時間に余裕を持って運転する
- 長時間の運転を避けこまめに休憩する
などを心がけて下さい。
最後に

車は便利なものですが、交通事故を起こすと、車は人の命を奪いかねない危険なものにもなります。運転するときは、安全運転以外にも、心身共に整った体調で運転に集中することがドライバーにとって肝心です。
車を運転してれば交通事故は誰にでも起こりえることです。必要以上に神経質になることはありませんが、もしかして〇〇かもしれない、と『危険を予測』しながら運転をすることは、交通事故を防止するための行動に役立つでしょう。









