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急なトイレ詰まりは冷静な対応が重要

数ある生活必需品の中でも、トイレは非常に身近であり故障することを想定しにくい場所です。だからこそ、いざ故障してしまったら混乱しがち。自力でどうにかできないかと、試行錯誤していろいろなことを実行しようとするかもしれません。
トイレが詰まっている原因を把握しきれていない状態で何かしようと頑張っても、冷静な対処ができないため、状況を悪化させてしまうかも。トイレが詰まったら、まずは冷静さを取り戻しましょう。
それと同時に、トイレ詰まりの際にやってはいけないことについて把握しておけば、状況を悪化させずに済みますよ。
トイレが詰まった時にしてはいけない『絶対NG行為』6選

トイレが詰まったときにやってしまいがちな、NG行動をご紹介します。やってはいけないことを知ることが、冷静さを取り戻す第一歩にもなるので要チェック!
1.そのまま放置
水に溶けない固形物をトイレに落として詰まらせてしまったときは、放置しても状況の変化が望めません。水に溶けるものであれば放置すると改善することもありますが、水に溶けるものでも一定時間放置しても改善しないこともあります。
そのまま放置し続けても状況が好転する兆しがないので、様子を見て改善しないならば業者に連絡しましょう。
2.高温のお湯を便器に注ぐ
便器は陶器なので、高温のお湯に弱い傾向があります。熱湯を便器に注ぎ込むと、熱に耐えられず便器が破損かもしれません。そうなるとトイレ詰まりだけでなく便器の修繕代もかかるので、大きな出費につながります。
3.トイレが詰まっている原因物質を押し込む
こどものおもちゃやライターなど、固形物質がトイレ詰まりの原因である場合、原因物質を押し込んで流してしまおうとするケースがあります。これはトイレ詰まりを深刻化してしまいやすく、トイレの修理に時間と費用が可能性があるので避けたい行動です。
4.トイレタンクを確認するために便座やフタの上に乗る
トイレが詰まった原因を確認するため、トイレタンクを覗こうとして便座やフタの上に乗ってしまうと、トイレの破損リスクを高めます。
便座のフタはプラスチック製なので、強度が高いとはいえません。便座はフタよりも強度は高いですが、杖などがコツンと当たっただけでヒビが入ったという事例があります。
ふとしたときに破損してしまうことがあるので、全体重を便座やフタに乗せてトイレタンクを確認するのは危険です。
5.大量の水を流し込む
トイレ詰まりの原因物質を水圧で押し込んでしまおうと、大量の水を流し込むケースがあります。水に溶けるものであっても、詰まりがひどいと改善しないかもしれません。
固形物であれば水の力だけで流してしまうのは難しいので、水があふれかえってしまい、余分な処理などを行う手間が発生する可能性が高くなります。
6.強力な洗剤を流し込む
洗剤を使ってトイレの詰まりを解消する方法がありますが、詰まりがひどいと効果が期待できません。それだけでなく、薬剤を流すときに水しぶきが目や肌に付着すると、けがなどにつながります。
詰まっているものが未知のときは、むやみに強力な洗剤を使用して原因物質を流す行動を取らないようにしましょう。
トイレが詰まったときの正しい対処法

トイレにものが詰まってしまったときにできる対処法をご紹介します。詰まったものが把握できていることが前提の対処法なので、詰まったものと詰まり方を考慮して試すかどうかを検討しましょう。
- 汚水をくみ出し、45~50℃のお湯を流し入れる…トイレットペーパーなど水に溶けるもの
- ラバーカップを使う…小さな固形物
- ハンガーなどを使う…水流を作り、つまりを解消
これらの対処法は、万能ではありません。対処法を試してみたけれど改善しないときは、できるだけ早く業者に連絡しましょう。
まとめ

トイレ詰まりは、どの家庭でも起こり得ることです。いざ起こってしまっても大丈夫なよう、やってはいけないことと正しい対処法を事前に知っておきましょう。








