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保管していた『水』の賞味期限切れが発覚!どうしてる?

料理や飲料水としてはもちろん、災害時の備えとして多くの水を保有しているご家庭は多いですよね。最近では、セルフサービスで水を持ち帰ることができる定額制のサービスが展開されているスーパーも多いです。
また、ネット通販でまとめて大量買いすることができるため、ストックしておける場所があるご家庭は、一度にまとめ買いするというご家庭も多いでしょう。
しかし、ずっと保管していると、気付いた時には水の賞味期限が切れていた…ということはありませんか。その際、皆さんはそのまま使いますか。それとも使わず捨ててしまいますか。中には迷った挙げ句、捨てることを選択したという人もいるでしょう。
そもそも『水』の賞味期限ってどのくらい?

一度に多くの本数をストックするご家庭が多い『水』。実際、水の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。ここでは、一般的に市販されている水の賞味期限をご紹介します。
基本的に『水』の賞味期限は年単位

ペットボトルで水を購入している場合、ペットボトルの蓋の部分や、ラベル部分に賞味期限が記載されていることが多いです。賞味期限は、一般的に1年、中には2年と記載されていることもあります。
最近では、5年間賞味期限が保つ水も販売されるようになったため、想像以上に長く保管しておくことができる水もあります。
『水』の賞味期限は内容量が保てる期限
しかし、水の賞味期限は、具体的にどのような期限であるかご存知でしょうか。「この期限までに飲んでくださいという期限じゃないの?」と多う方も多いでしょう。しかし、それは違います。
「この期限までに飲めば美味しく飲めますよという期限?」…これも間違いではありませんが、少々違います。実は、水の賞味期限は味や品質ではなく、内容量に関係しているのです。
水は蒸発しやすいため、記載されている賞味期限を過ぎると、徐々に蒸発してしまい、内容量が当初よりも少なくなってしまうことがあるのです。そのため、味や品質を保てる期限ではなく、内容量が保てる期限という解釈が正解です。
賞味期限切れの『水』は飲んでも大丈夫?

では、ここから本題です。賞味期限が切れた水は飲んでも大丈夫なのでしょうか。結論から言ってしまうと、もちろん飲んでも問題ありません。
先ほどお話ししたように、水の賞味期限は、あくまで「内容量を保てる期限」です。つまり、内容量は蒸発して減ってしまう可能性がありますが、味や品質には問題ありません。そのため、飲んでも大丈夫なのです。
賞味期限切れでも災害時には重宝する
味や品質に問題がないので、賞味期限が切れた後も保管しておくことが大切です。万が一、大地震や水害などの災害が起こった際、さまざまな面で活躍してくれます。
飲み水としてはもちろん、お風呂の水や料理に使う水、さらにはトイレを流す際に使う水としても活用することができるため、賞味期限切れでも大変重宝します。捨てずに保管しておくようにしましょう。
開封後はなるべく早く飲みきって

しかし、同じ水であっても早めに飲みきらなければいけない条件があります。それは、一度ペットボトルの蓋を開けてしまった場合です。
一度ペットボトルの蓋を開けてしまった飲料は、たとえ水であっても雑菌が入ってしまいます。雑菌がペットボトル内に侵入してしまうと、少しずつ菌が繁殖してしまい、衛生的に問題が生じる恐れがあるのです。
そのため、一度ペットボトルの蓋を開けた場合は、なるべく早く飲みきるか、使い切るようにしましょう。
飲み口に口を付けた場合は次の日に廃棄を推奨

また、ペットボトルの蓋を開けただけではなく、ペットボトルの飲み口の部分に口を付けてしまった場合は、次の日までに飲みきるようにしてください。
飲み口に口を付けてしまうと、あっとういう間に細菌が増殖します。そのため、基本的に翌日には廃棄を推奨されています。この点にのみ注意をすることで、水は安全に美味しく飲むことができます。
未開封の水は賞味期限を気にせず飲むことができる!

いかがでしたでしょうか。一般的に市販されているペットボトルの水は、未開封の場合であれば何年も保ちます。内容量が減ってしまう可能性はありますが、品質には問題ないので、開けていないのであれば保管しておきましょう。ただし、すでに開封した水や口を付けた水はすぐに使いきる必要があります。この点を間違えず、安全に美味しく水を飲みましょう。








