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法事などに欠かせない数珠

仏教徒の多い日本では、数珠は欠かせないものです。仏教徒でない場合でも、お通夜や法事に参列するときに使用するため所持しているという人もいると思います。
葬祭や墓参りなどで使用する機会の多い数珠ですが、NGな使用方法があることを把握しておかなければ、マナー違反をになる行為をしてしまうかもしれません。正しい数珠の扱い方のマナーも併せてチェックしましょう。
数珠にしてはいけない『絶対NG行為』4選!

数珠にすべきではないNG行為は、以下のものがあげられます。
1.貸し借りする
通夜や葬式に参列したとき、バタバタしていてついうっかり数珠を忘れてしまったといいこともありますよね。式が始まる前であればショッピングセンターなどで購入できますが、式が始まって気が付いたとなると焦ってしまうかもしれません。
そういった場合は、数珠を持たずに参列してもマナー違反にはなりません。心を込めた故人へのお見送りをする会なので、数珠がなくてもOK。数珠を誰かから借りてお参りをするのは、絶対すべきではないマナー違反となります。
2.椅子や机に置きっぱなしにする
通夜や葬式に参列していて、お手洗い等で席を立つとき、数珠を席取りのマークのように置いて行ってしまうのはマナー違反。
席を外すときであっても、数珠は手放さないようにしましょう。テーブルなどに置く場合は、ハンカチを先に敷いてその上に数珠を置くのがマナーです。
3.異性用の数珠を使う
数珠は性別によって大きさが異なるため、男性が女性用のものを使ったり、女性が男性用のものを使うことはマナー違反となります。
- 男性用…数珠玉が10mm以上
- 女性用…珠玉が8mm以下
上記の規定を満たしているものを所持しましょう。
4.水や洗剤で洗う
数珠は法具なので、水洗いや洗剤でのメンテナンスはNG。汚れてしまったときは、柔らかい布を使って優しく拭き取りましょう。眼鏡拭きのような素材の布が適しているので、数珠のお手入れ専用の布を用意しておくと安心ですよ。
数珠を扱う際のマナー

数珠を持つ場合、以下のことを守りましょう。
- 左手に数珠を持つ
- 房を下にする
- 肌身離さず持つ
- 自分専用の数珠を持つ
- 柔らかい布で数珠を拭いて、メンテナンスを行う
数珠は基本的に貸し借りするものではないので、子どもも本人専用のものを準備しておきましょう。葬儀や通夜への参列は、予告なくある場合があるので、すぐに準備できるところに数珠を保管しておくのがおすすめです。
仮に自分が仏教徒ではなかったとしても、葬儀に参列する機会はかなり高い確率で発生するため、数珠は持っておくようにしましょう。
まとめ
数珠は、貸し借り御法度のものです。葬儀や通夜に参列した人が不快に感じるようなマナー違反をしないためにも、基本的な知識を身に着けておきましょう。








