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解釈が違う迷信はたくさんある

日本には、いろいろな迷信や言い伝えがあります。科学的に正しいと証明されているものはもちろん、研究の結果間違いだったというものまでいろいろなものがあるのです。
今回は、違う解釈を持つ迷信を集めました。信じているものは、実は違った意味を持っている単語かもしれません。また、正しい言い伝えについても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
実は違う解釈もある6つの迷信

本来持つ意味とは違った解釈ができる迷信を、ピックアップしました。
1.黒猫が横切ると縁起が悪い
日本では、黒猫は福猫といわれ、魔よけの意味を持っている存在です。その黒猫が自分のことを横切るということは、福が通り過ぎてしまうと考えられてきたのです。
そのほかにも、欧州で黒猫は魔女の使いというイメージが流れ込んできたため、黒猫=縁起が悪いという認識が定着してしまったのではないかといわれています。
2.しゃっくりが100回出ると死ぬ
しゃっくりは横隔膜の痙攣が原因で、誰にでも起こるものです。その昔はしゃっくりの正体がわからず、死を招く病のサインと捉えられ、不吉なものとされていました。
また、昔は数を数えられるような教育が普及していなかったため、100とは数えきれないくらいたくさんという意味でつけられた数字といわれています。
3.鰻と梅干は食べ合わせが悪い
鰻と梅干しの食べ合わせが悪いのは迷信で、食べ合わせがよいものとして知っている人も多いのではないでしょうか。この言い伝えには、梅干しの消化を助ける作用が働き、高価な鰻を食べ過ぎてしまうための戒めという意味が込められています。
また、酸味の強い梅干しと鰻を一緒に食べることで、鰻が傷んでいても気が付かないという意味や、梅干しが鰻の養分を奪うなど複数の説が出ています。
4.ひな人形を仕舞い忘れると婚期が遅れる
ひな人形は、平安時代の天皇の結婚式を現わしています。
- ひな人形を早く出す…嫁に早く出す
- 早く片付ける…早く嫁に行く
上記のような言い伝えがあり、出しっぱなしにしてしまうのは縁起が悪いといわれてきました。
それ以外にも、花嫁修業のひとつとして上手く片付けられないとお嫁にいけないと、戒めるための道具としての役割も担っているのです。
5.流れ星が流れる間に3回願い事を唱えると叶う
流れ星が流れる間に3回願い事を唱えると願いが叶う、という言い伝えは世界中にあります。流れ星そのものが願いを叶えてくれえるという考え方もありますが、空にいる神様が下界を覗いたときに漏れた光が流れ星となり、願いを叶えてくれるという説もあります。
6.風邪は人に移せば治る
家族や恋人が風邪をひいた際、人に移せば治るという人もいると思います。これは迷信なのですが、風邪のウイルスが体内に潜伏して発症するまでの期間に、風邪をひいていた人が快方に向かうことが多いからではないかといわれています。
移せば治る、ということはありません。しかし、早く治ってほしいという優しい意味を持つ言葉なのかもしれません。
間違っていない迷信

迷信や言い伝えの中には、科学的に証明されている正しいものがたくさんあります。
- 猫が顔を洗うと雨が降る
- 彼岸花を摘むと死者が出る
- チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る
- 燕が低く飛ぶと雨が降る
- カエルが鳴くと雨が降るなど
今まで気にせず生活していたけれど、言い伝えや迷信などを知ることによって、自然や周囲に視線が向きやすくなります。知識を増やし、自然に触れ、今まで気が付かな発見をして豊かな心をはぐくんでみてください。
まとめ
日本に伝わる迷信や言い伝えは、紹介したもののほかにも数多くのものが存在しています。ほかのものにも触れ、意味を調べたり、根拠のあるかなどを調べてみましょう。









