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秋の果物の代表格である柿

柿は、秋の果物の代表格のひとつです。全国に様々な品種があり、それぞれ風味が異なるため、食べ比べなどを行う人もいるのではないでしょうか。
程よい甘さでお茶との相性もばっちりの柿ですが、すべきではないNG行為を行ってしまうと寿命を縮めてしまうかも。食べ方や食べ合わせを誤ると、体調不良を招く恐れもあるため、やってはいけない行為を把握しておきましょう。
柿にするべきではない『NG行為』4選!

柿にすべきではないNG行為は、以下のようなものが挙げられます。
1.温かい場所で保存する
柿は常温保存できますが、それは過ごしやすい気候での話です。直射日光が当たる湿度の多い場所で保存してしまうと、あっという間に劣化します。台所で常温保存する場合は、火の近くには置かず、温度が激しく上下しない場所で保存しましょう。
真夏のような高温状態が続くかもしれない場合は、野菜室でゆっくり追熟させてください。
2.加熱調理する
柿を加熱調理すると、実に含まれるタンニンという渋み成分が蘇ります。これを渋戻りといい、ジャムなどにした際に起こりやすいため注意が必要です。
調理した柿の渋みを消すためには、タンパク質と併せるのが有効!牛乳やヨーグルトと一緒に摂取すると、渋さを感じにくくなります。
3.食べ合わせが悪いものと一緒に摂取する
柿と食べ合わせがよくないものは、以下のものが挙げられます。
- カニ…体を冷やしてしまう
- さつまいも…胃腸の動きが悪くなり、結石ができやすくなる
- 海藻…カルシウムの吸収率が下がる
- 鉄分…柿に含まれるタンニンが吸収を妨げる
柿とほかの食材との食べ合わせの相性に不安を感じる場合は、柿だけをおやつとして食べるのがおすすめです。
4.大量に食べる
柿は、成人で1日1個を目安にして摂取しましょう。大量に食べてしまうのはNG!
- 体を冷やし、マイナートラブルを招きやすくなる
- 柿に含まれるシブオールという物質と胃酸が混じり、胃石を作ってしまう可能性がある
風邪を引いている人や、幼児や妊婦さんは、柿は控えめに少量食べるのがおすすめです。
柿が傷んでいるときのサイン

柿が腐敗しているときには、以下のような変化がみられます。
- 全体が茶色っぽくなる
- 実の中の水分が増えて、ぶよぶよになる
- 実から水分が出ている
- カビが生える
柿は腐敗直前が完熟状態になるので、見極めが難しいのが特徴です。完熟していなくても甘みを感じる種類も多いので、無理に完熟させなくてもOK!少し柔らかくなった頃に食べると、甘みが増しているものが多いので、それを目安にして食べるようにしましょう。
常温でおよそ1週間保存できるので、実の状態を見ながら追熟させることもできますよ。傷んだものを食べると、食あたりを招く可能性があります。少しでも怪しいと思ったら、食べるのは断念して破棄してください。
まとめ

柿は、購入時には完熟していないものがほとんどです。早く完熟させようとして、適切ではない場所で保存するのはNG!食べすぎないよう注意し、柿を堪能しましょう。









