子どもが『窒息しやすい食べ物』4選!知らないと死亡事故につながるかも

最近、子どもがぶどうを喉につまらせて死亡したという事故がありました。食べ物による窒息事故は5歳未満の子どもに多く、離乳食を卒業しても油断できません。記事では、あまり知られていない子どもが窒息しやすい食べ物や、もし窒息してしまった時の対処法を紹介します。

窒息しやすい食べ物の特徴とは?

窒息死事故件数出典:食品による子供の窒息事故に御注意ください!|消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170315kouhyou_1.pdf

消費者庁報告によると、子どもの食べ物による窒息事故は5歳未満が多いそうです。離乳食を卒業しても、窒息のリスクがあるということを覚えておきましょう。

窒息しやすい食べ物は、「固いもの、丸いもの、弾力があるもの、つるっとしたもの、粘着性が高いもの」といった特徴があります。該当する食材を与えるときには、小さく切ったり、与えないという判断も必要です。

子どもが窒息しやすい食べ物4選

ここからは窒息しやすい「固いもの、丸いもの、弾力があるもの、つるっとしたもの、粘着性が高いもの」食べ物を紹介します。

1.丸くつるっとしたもの

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  • ミニトマト

お弁当の定番食材であるミニトマトは、丸くてつるっとしているため、窒息するリスクが高い食べ物です。食べさせるときには、4等分に切るなど細かくしましょう。その他にも、ぶどうさくらんぼも注意が必要です。

2.固いもの

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  • いか
  • えび
  • 貝類

魚介類は、固すぎて幼児では上手に噛み切れず、飲み込んでしまい窒息する可能性があります。
1歳までは料理から除き、以降は小さく切って与えるようにしましょう。

3.粘着性のあるもの

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  • ご飯
  • パン類

主食であるご飯やパンでも窒息をするケースがあります。これらは粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらい食材です。水分を摂って喉を潤してから食べたり、詰め込まずによく噛んで食べるように教えましょう。

また、粘着性の高い食べ物には餅や白玉なども含まれます。つるつるしていて、噛む前に誤えんするリスクが高いので注意しましょう。

4.弾力性のあるもの

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  • 糸こんにゃく
  • きのこ類

こんにゃくゼリーは窒息の原因になるとご存じの方も多いかと思いますが、糸こんにゃくや白滝も幼児にとっては窒息の原因になるのです。

与えるときは1cm位に細かく切ってください。こんにゃくも同じように1cm位に細かくして食べさせましょう。きのこ類は弾力と繊維が固い食べ物なので、1cm位に細かくしたり、繊維に逆らって切るといいでしょう。

子どもが喉に詰まらせた場合の応急処置とは?

応急処置

出典:窒息の応急処置 – 日本小児呼吸器学会
http://jspp1969.umin.jp/ind_img/cc01.pdf

子どもが食べ物を喉につまらせたとき、一番最初にすることは救急車を呼ぶことです。

窒息をしてしまうと、15分で脳死状態なる可能性があります。そのため、まずは救急車を呼び、来るまでの間に指示を聞きながら応急処置をすることが大切です。

1歳未満の子どもの場合、背中を強く叩く方法や、仰向けにして腹部を突き上げる方法を繰り返します。1歳以上の幼児の場合は、後ろから両腕を回して、子どものみぞおちの下で手を組み、腹部を上に圧迫する方法が有効です。

食べることに集中することも事故の予防につながる

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小さく切ったり、水分を摂らせるだけでなく、食べることに集中させることも窒息事故の予防につながります。事故が起こらないよう、普段の食事を見直してみてはいかがでしょうか。

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