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お風呂場の床のヌメリの正体
お風呂場の床につくヌメリの原因は、石鹸カスや水垢などを栄養として繁殖した雑菌や、空気中に存在している酵母菌の一種などと言われています。
特にピンク汚れの正体は「ロドトルラ」という酵母菌の一種だそうです。このピンク汚れはこするだけで比較的簡単に落ちますが、空気中に存在しているため、またすぐに発生するのが特徴です。
お風呂場の床がヌメヌメしてしまう理由3選!
1.石鹸カスや皮脂汚れが残っている

シャンプーやボディソープなどの石鹸の溶け残りと水道水に含まれるミネラル成分が反応したものが石鹸カスです。
目に見えにくい石鹸残りをそのままにしておくと石鹸カスや水垢がかたまってこびりつき、ヌメヌメの原因となるそうです。他にも皮脂汚れを栄養としてヌメリの原因となる雑菌は繁殖していきます。
対策
ヌメリの発生をおさえるには、汚れたままにしないことがポイントです。石鹸カスや皮脂汚れは早いうちに熱いお湯で洗い流すと有効のため、入浴後に熱いシャワーで浴室全体を洗い流しましょう。お湯の温度は50℃以上が効果的と言われています。
2.スポンジに雑菌が繁殖している

定期的に掃除をしているのに床がヌメヌメしてしまう場合は、掃除をしているスポンジに原因があるかもしれません。
スポンジは汚れていないように見えても、水気を多くんでいるため雑菌が繁殖しやすい環境が整っています。そのため、掃除をしているスポンジに雑菌が溜まっていると、雑菌を床にまき散らすことになります。
対策
スポンジは長く使わず、汚れていないように見えても定期的に新しいものに交換するのがおすすめです。また、使った後はスポンジホルダーや吊るせるアイテムを利用して乾燥させながら収納できる工夫をしましょう。
3.換気が不十分

換気が不十分だと湿度が高くなり、ヌメリの原因となる雑菌がどんどん繁殖します。また、湿度はヌメリだけでなくカビの原因にもなります。
対策
お風呂に入った直後は特にしっかりと換気をおこなうようにして、湿度を溜めない環境を作りましょう。換気する時間は24時間し続けるのが良いそうです。
お風呂場の床がヌメヌメしているときの掃除方法

重曹やエタノールを使うのがおすすめ
ヌメリの原因になるピンクの汚れや石鹸カスなどは酸性の汚れです。そこで、反対のアルカリ性洗剤が効果的であるため、人にも環境にも優しい「重曹」を使ってヌメリをとるのがよいでしょう。
重曹には研磨効果があるため、ザラザラしたスポンジで強く擦ることは避けてください。また、ピンク汚れのヌメリが気になる場合は、エタノールなどで消毒と殺菌をするのも良いそうです。
重曹でヌメリを取る方法
- 床を濡らし、端からまんべんなく重曹を振りかけていきます。
- 浸け置きでしっかりとヌメリを取るため、1時間ほど放置します。
- スポンジなど柔らかい素材のタイプで優しく擦ってヌメリを落とします。
- ヌメリが特に気になる箇所に多めに重曹を振りかけます。
- 水分を含ませペースト状にしたまましばらく放置してからスポンジで優しく擦ります。
エタノールでピンク汚れを消毒・殺菌する方法
- キッチンペーパーにエタノールをしみ込ませます。
- ヌメヌメしている箇所やピンク汚れになっている箇所に1のキッチンペーパーを貼り付けます。
- 5~10分放置して、ブラシなどで優しくこすって水で流します。
さいごに

お風呂場では床全体のヌメリの他にも、シャンプーなどのボトルを置いておく設置面のヌメリも気になりますね。容器との設置面に水分がたまることで、雑菌がすぐに繁殖します。そのため、容器などは直接置かない収納をするのがおすすめです。
また、換気をしっかり行うことは浴室全体のヌメリやカビ防止に効果的なので徹底して行うようにしましょう。








