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カビ対策は春から始めよう!

3月の中旬をすぎたころから、寒い冬の天候から春の天候へ変わってきます。この時期は、天気の変化が多く、雨の日が長く続くこともあり、気温の上昇だけでなく、冬の乾燥した空気から、湿度が上がりやすくなっています。
まだ寒い日もあるので、と油断しがちですが、気温の上昇に伴い、雨が続くと湿度も上がり、結露の量が増えることもあります。湿度や温度がどんどん上がっていく前に、カビが発生しやすい環境を減らしておくことが大切です。
春に行うカビ対策方法

室内の温度・湿度に注意
寒い時期は、室内の換気を行う頻度が少なくなり、冬の間は乾燥もしているため、室内で加湿器を稼働させていることが多いです。冬の間ほど稼働していない暖房器具も、肌寒い日に稼働をさせることで、必要以上に気温・湿度が上がっていくこともあります。カビは0~40度で生育可能です。
最も適した温度は25~38度、湿度は60%以上で繁殖が一気に進みます。湿度の確認を怠ると、かびが大発生しかねませんので、窓を開けて空気の入れ替えをしながら、室内の温度と湿度には注意を払っておきましょう。
ホコリに注意
カビが繁殖する条件は、「温度」「湿度」の他に「ホコリなどの栄養養分」も重要です。カビは、わずかなホコリでも栄養分として繁殖をすることができますので、ホコリや汚れをできるだけ取り除いておきましょう。
春の大掃除として普段の掃除では行き届かないところも、キレイにすると良いでしょう。特にタンスやキャビネットの裏など、通気性が悪いところはホコリが溜まりやすくカビが発生しやすいですので、気を付けてください。
布・革製品の汚れを落としておく
布や革製品はカビが生えやすいものの一つです。本格的な梅雨の時期が来る前に、カーテンやラグマット、ソファーカバーなどの大物を洗っておくのがおすすめです。汚れたまま梅雨の時期を迎えるより、汚れを落としてしっかりと乾燥させた状態のほうが、カビが発生しにくくなります。
また、使用頻度の低い革製品の靴や鞄も、この時期に汚れを落とし、風通しの良い場所で乾燥させておくのがおすすめです。冬の時期に活躍したブーツも、このタイミングでキレイにして保管しておきましょう。
収納スペースを掃除する
押し入れやクローゼットなどの収納スペースは換気がしづらく、特にカビが発生しやすい場所です。いったん、中の物を取り出し、掃除機でホコリを吸い取るのをおすすめします。水で濡らした雑巾を使うと、湿度が上がってしまうこともあるので、必ずしっかりと絞った雑巾を使ってください。
天気の良い日に、窓を開けて換気をしながら行うこともポイントです。乾燥させるときは、扇風機を使って風を送り込むと、空気の流れができ乾燥が早くなります。湿気がたまりやすい収納スペースも、しっかりとキレイにしておくと安心です。
防カビスプレーやシートを使う
ホコリや汚れを取り除いたあとは、定期的に防カビ対策を行い、カビが発生しにくい環境を維持します。防カビスプレーを使うことや、防カビシート、湿気取り剤を活用して、本格的なシーズンを迎えた時のカビ被害を、最小限に抑えることを意識しておきましょう。
春から始めるカビ対策がおすすめ

一度カビが発生すると、除去するには思った以上に時間とコスト、労力が必要です。特に頑固なカビになってしまうと、自力でキレイにするのは難しいこともあります。そうならないよう、本格的なシーズンが始まる前に、しっかりと対策をとっておくとよいですね。
春は油断すると、温度と湿度が上がり、カビは生まれやすくなる環境であることも覚えておきましょう。










